主体性を引き出す学習環境の実現が、タレントマネジメントには欠かせない 社員一人ひとりの能力(talent)をきめ細かく把握し、人材の最適な配置・育成を図る「タレントマネジメント」が日本でも注目されるようになって久しいが、大きな成果を挙げている例はまだ限られる。タレントマネジメントの本質は、単に人材データベースを構築することではなく、社員それぞれに適した方法でその主体性やモチベーションを引き出し、成長の最大化を促すプロセスにある。個々の主体性を引き出すような研修・育成をいかに実現したらよいのか、多くの担当者が頭を悩ませている。