背景:モビリティ分野における変革
モビリティ分野は日々変化しており、それに伴って関連事業やモビリティサービスにも影響がでています。パトリック・ベナマー氏は、こうした変化が及ぼす影響についてすべての職種に対して分析しました。ラーニング テクノロジー カンファレンスでは、コーナーストーンでVP兼カントリーマネージャーを務めるコリンヌ・ビダリーエからの質問に対し、次のように回答しています。
「ルノーグループは以前は自動車メーカーでしたが今ではモビリティサービスを提供するハイテク企業へと変貌を遂げました。これにより、業務の内容が根本的に変化しました」と説明するベナマー氏。これまでは、できるだけ多くの自動車を生産・販売するというビジネスモデルをベースに事業を行っていましたが、現在は「モビリティの循環型経済」の確立に力を入れており、業界の主要課題は「リサイクルの推進、省資源化、省エネ」へとシフトしています。さらに、EUが2035年までにガソリン車やディーゼル車の新車販売の禁止 を決めたことにより、EV化を推し進める動きがさらに加速しました。